僕は31歳の美容師です。
美容師になって10年が経つ一応ベテランの枠にいます。
美容師って職業柄、人と近距離で接する事が多いので人の体臭って敏感です。ただ僕自身、ワキガとまではいかないまでも脇の匂いは臭いほうだと思っています(;^ω^)
最初に自分の脇の匂いが臭いと感じたのは中学生の部活の時です。
部活で当時は今みたいに教師の生徒に対する虐待が厳しくない時代に毎日、夜遅くまで、顧問の教師にプレーでミスをすると内ばきの靴でビンタやライターで顎を焼かれたり、他の部活の人達もいる中、後ろからパンツを脱がされ大声で好きな人の名前を叫ぶという罰をうけながらバレーボールで汗を流していた。
今思えば、これってパワハラとか虐待ですよね。
昔はこんな信じられない教師がいたんです。
信じられないかもしれませんが本当の話です。この時は教師の体罰で死にたいと何度も思ったことか…。
いまだにトラウマになっているくらいです。
まぁバレー部のしごきのことは置いておいて、思春期の時って汗も大量にかくし、ニオイもきついです。
だから体操着の脇の部分が臭いとかよくありました。ある日部活が終わり、体操服を脱ぎ、汗で重たくなっている白い体操服をふと見てみると黄ばんでいる箇所を見つけたんです。
最初はなんだろうと思いよく見ると、脇の部分が黄ばんでいたのです。
当時、ワキガという存在、言葉を知らなかった僕でしたが、黄ばんでいる箇所を見つけてからは、なんとなく気になり、毎日毎日、部活が終わる度に黄ばんでないか確認するようになりました。
自分で確認した脇の所の黄ばみは頑固で、いくらキレイに洗濯しても、なかなかシミって綺麗にはならなかったですね(*_*;
腕を上げるたびに脇の匂いが
バレーボールをした事がある人なら分かるだろうがバレーボールは結構ずーっと手を上げていなければならず、それが結構苦痛になるのだが、鬼のような虐待教師は容赦なく手をあげなければ靴が飛んできたり、髪を引っ張ったりと虐待してくるので、もう脇の黄ばみを周囲に見せつけるしかなかった。
またバレーボール部って案外女性にモテる部活で、よく試合とかになると女子が見にくるので自分のワキの黄ばみが見られるのではないかとヒヤヒヤしてました。
と、ここまで中学時代の脇の黄ばみの悩みを話しましたが、美容師として働いて24歳の時にはちょっとへこむような出来事がありました。
まだ、駆け出し中のアシスタントとして働き始めた美容院で割と平凡にみんなと仲良くサロンワークを楽しんでいたのだが、なにやら同じ美容院のスタッフ同士が「ワッキーがどうだワッキーがこうだ」と話しているのが聞こえてきたんです。
僕はお笑い芸人のワッキーの事でも話しているのかと思って着替えてたんですが、それがどうやらワッキーとは僕の事のようで、スタッフ達は僕にバレないようにワッキーという呼称を使っていたのだ。
スタッフ達がワッキーは臭いと言う話をしていて「あ〜僕はワキガでみんなから嫌われていたんだな〜」と悲しくなり、それからは自分の匂いが恐くなり、頻繁に自分の脇にかく汗を手ですくって匂いを嗅いで確認する変な癖が付いてしまいました。
自分ではワキガとは思ってなかったけど鉛筆の芯のような匂いを発していたようで、今まで周りに迷惑をかけていたんだとチョット反省しましたね。
だからドラッグストアで見つけたワキガ用の匂いを抑えるスティックを買い、毎日直接脇に塗り込む日々でしたね。
ロールオンタイプというやつで、脇に直接塗れるのでイイと思って使ってたんだけど、直接脇に塗るからそのスティックさえも蓋を開けると臭くなって大変でした。
ロールオンってちょっと不衛生です。塗る前にウェットティッシュで脇の下をふくのもめんどくさいですからね。
今ではお風呂ではミョウバン入りの石鹸で念入りに脇の下を洗い、お風呂上がりには臭いを抑える専用のクリームを塗って予防しています。
だいぶ効果はあるようで真夏のよほど汗をダラダラかかない限り、脇の匂いは抑えられているようです。
ただ、美容師なんで夏場でも長袖をエチケットとして着ています。シャンプーの時にどうしても脇を開けてお客さんに急接近しますからね。
お客さんに嫌な思いをさせたくないしね。ただテレビを見ていてワッキーが出てくるとあの頃の陰口をたたかれていた状況を思い出してしまうのでした(+o+)
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